先日「注目の国内新入荷ワイナリー「ファブリスト」」の記事で紹介したファブリストのジンファンデルが柳屋に入荷しています。



2000円台のジンファンデルとしては極めて秀逸ですし、甘いだけでないジンファンデルとしても味わってほしいワインです。

ジンファンデルついでにもう一つ紹介します。しあわせワイン倶楽部では2012年のリッジ「リットン・スプリングス」が入荷しています。このワイン、2つの点で面白いワインです。

まず、ヴィンテージからわかるように、最新ではなく少し熟成したものになりますが、ジンファンデルって一般的にはあまり熟成させて飲まないし、熟成しないと考えている人も多くいます。かつてのロバート・パーカーもその一人で、ジンファンデルは熟成しないと言っていたのですが、それに反対してジンファンデルも、いいワインはちゃんと熟成するというのをパーカーに飲ませて納得させたのがリッジのポール・ドレーパーで、そのワインがリットン・スプリングスでした。

もう一つ面白いのは、このワインは最新ヴィンテージのものより安いのです。リッジの親会社は大塚製薬ですが、ワインの輸入は大塚食品が担当しています。この会社、在庫のものについて後から値段を上げるというのをほとんどしないのです。だから古いものの方が熟成の手間もかかっているのに安くなるのです。フラッグシップのモンテ・ベッロなんかも同じなので、ちょっと狙い目だったりします。