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訃報が続きます。サンタ・リタヒルズの銘醸畑サンフォード&ベネディクトで知られるマイケル・ベネディクトが先週、がんで亡くなりました。

マイケル・ベネディクトは植物学を勉強し、UCサンタバーバラで海洋の植物への影響を研究するためサンタ・バーバラ沖のサンタ・クルーズ島に駐在していました。ここは19世紀にワイン作りで栄えていた島だったのですが、そこからインスピレーションを得てワインのブドウを育てるための冷涼な地域を探して、旧友のリチャード・サンフォードとバハ・カリフォルニアからカナダまでを回りました。最終的に見つけたのが最も近いサンタ・バーバラの冷涼な丘でした。

1971年に植樹、当初は51エーカーにカベルネ・ソーヴィニヨンとリースリングを植樹しましたが、うまく行かずピノ・ノワールで成功しました。現在のサンタ・リタ・ヒルズにおける最初のブドウ畑となったのです。

1980年にサンフォードとベネディクトは袂を分かち、サンフォードは自身のワイナリーを設立、マイケルは畑の管理を続けましたが後に売却。以来二人が一緒にワインを作ることはなかったのですが、現在のSanfordのオーナーのTerlato家が畑の権利も買い戻し、マイケルとも良好な関係を持つようになり、再びワインシーンに戻ってきました。その後はいくつかのワイナリーでコンサルティングをしていたようです。

マイケルが亡くなった後、リチャードもその死を悼むコメントをしています。

安らかにお眠りください。