Press Democratの記事によるとBeringerのワインメーカーを30年以上にわたって務めたEd Sbragiaが,ついにBeringerを完全にやめたそうです。数年前に故郷であるソノマのDry CreekにSbragia Familyというワイナリを開いたものの,Beringerのワインメーカーも続けるという言わば二足のわらじを続けていました。

昨年,旧Lake Sonomaのワイナリを買い取り,テイスティング・ルームが開けるようになったのを機会に,自身のワイナリに専念する形を取ったようです。後任は長らくアシスタントを務めたLaurie Hook。



SbragiaはBeringerでCabernetが高く評価されていたように,Sbragia FamilyでもCabernetを数多く作っています。そのほかはMerlot,Zinfandel,Chardonnay,Sauvignon Blanc。Pinot NoirやSyrahといった最近人気の品種がないのが「らしい」感じがします。

Sbragia FamilyではEdは長男のAdamとワインを作っており,2005年にはSFクロニクル紙でWinemaker To Watchに選ばれています