科学は進む,今度はピノのゲノム情報が解読
サイエンスねたが続きますが,はみこさんフォローよろしく。イタリアの研究者が6年間かかってPinot Noirのゲノム情報を解読したそうです。
ビタミンの話より,意味がありそう。
これによって,より環境への影響が少なく効果が高い農薬を開発したり,病気に強い品種を作りやすくなるといったメリットが見込まれるそうです。"On Monday experts from the San Michele all'Adige Agrarian Institute presented the results of six years of research, in which they decoded the plant's genome"
ANSA.it - News in English - Italians find gene key to fab wine
ビタミンの話より,意味がありそう。
はみこ wrote:
Entrez PubMed で関連論文があるかどうか調べてみましたが、まだPublishされてませんでした。かなり新しい仕事ですね!
イネの全ゲノム(4億3千万個のDNA)解読のプロジェクトは有名ですが、ブドウ、それもPinot Noirに限ったゲノム(ここでは5億個のDNAと書いてましたが)解読とはとてもユニークなお仕事です。
イネと同様、得られた遺伝子とその機能に関する情報を活用して、農作物の品種改良、化学農薬のいらない作物や、機能性成分を含む農作物の開発、さらに、食糧難の時代を見越して劣悪な環境でも育つ作物の開発などに役立てられるのでしょうね。