ワインの輸送中に高熱にさらされることがなかったかどうかは,ワイン好きならだれしも気になるところ。特に船便でワインを運ぶときなどは熱に全部やられてしまうことだって十分にあり得ます。

ナパのWTN Services(1-800-FLOWERS社の子会社)が,そういった心配に対応するため,輸送中の温度を記録するラベルを提供しています。
"About the size of a pack of sugar, the labels can be programmed for a range of temperatures and placed directly on the product or product packaging. A light flashes green if the product stays within specifications and yellow if it doesn"

High-tech wine labels track travel temperatures - San Jose Mercury News

米PakSense社が開発したこの製品,当初は食品の輸送を想定したものだったそうですが,ワインにも有効だと考えたWTN Services社が採用し,ヒット・サービスになったとか。

ラベルは下の写真のようなもの。
温度モニタ
シュガーパックくらいのサイズで左上のOKのところが,温度が指定した範囲に入っていたかどうかを判別するものだと思います。

これを利用するコストは1ケース当たり20ドル。決して安くはないですが,1本数十ドル以上する高級ワインであれば,使う価値はあるでしょう。インポータもこういったサービスを使うと顧客への信頼度を上げられるのではないかと思います。