師走というのはさすがに忙しいもので,今度はSF Chronicle紙が恒例のトップ100を発表しました。カリフォルニアからワシントンという西海岸のワインが対象。ピノ・ノワールが20本とカベルネ/メルロー系の23本に迫る本数選ばれていることや,マイナー品種のものも選ばれていること,10ドル台からと価格的に比較的リーズナブルなところからかなり選ばれていることなど,ほかとは一線を画したリストになっていてなかなか面白いです。

目に付いたワインをいくつか挙げましょう。
スパークリングではRoederer Estate(ロデレール・エステート)から2本選ばれています。シャルドネでは,先日紹介したAlma RosaのEl Jabaliという畑のものが選ばれています。Sauvignon BlancではGallo傘下のRancho Zabacoの18ドルのワインがリスト入りしているのがユニーク。Costcoあたりで入れて欲しいものです。

ピノではオレゴンのBergstromやDomaine Drouhinがリスト入り。Dancyuでワイン大賞だったCaleraのMt. Harlan Cuveeも入ってます。MacPhail Wightman House,Roessler La Brisa,Hirsch Vineyards Sonoma Coastと日本に入荷しているワインが結構入っています。

カベルネ系ではRobert MondaviのNapa Valley Merlot 23ドルあたりが面白いところ。今年の春に日本でも話題になったStar Lane(スター・レーン)もリスト入りしています。このワイン,おかじまやの三木香奈さんもお勧めということだったので,かなりよさそうです。値段も5000円台と米国の50ドルと同等。カベルネ系の中では安いほうです。