神の雫,次の使徒はカリフォルニアのようです。ヒントは「サグラダ・ファミリア」と「天地人」の「人」。雫君はDominus 94を飲んで人の手が加わっているのを感じるとかなんとか言っていましたが,人の手が加わっているかどうかってどうして分かるの? と思ってしまいました。そもそもDominusが本当にもう一つのワインより人の手を多くかけていると原作者は言えるのでしょうかねえ。Dominusについてはあまり醸造法などが語られていないような気がします。

ちょっと脱線しましたが,今回のポイントとなるのがこの「人の手」というところでしょうか。一般には人の手が加わるというのはネガティブな印象につながりがちですが,そこをポジティブな要素にしていくとしたら,畑を作るのに人が大変な思いをしてやっているとか,そういうことだろうかと想像しています。

サグラダ・ファミリア(聖家族)というのも難しい。ただ単に家族経営ということを指すのか,それともミッションのワインなどキリスト教と結びついたものを指すのか。後者だとすると,これといったものが思いつきません。

品種はカベルネ系の可能性が高そうですが,ジンファンデルという線もあるでしょうね。

畑の方から考えると,Pride,Viader,Martinelliなんていうところを思いつきました。PrideはSonomaとNapaの両方の畑を持ち,ViaderとMartinelliはいずれも急斜面を開墾して畑を作っています。ただどこも「聖」という感じじゃないんですよねえ。このあたりが難しいです。

一応,予想としては本命MartinelliのJackass Hill Zinfandel 2001,対抗でPride MountainのMerlot 1998ということにしてみます。もうちょい情報が増えたら修正するかもしれません。