毎年恒例のPremiere Napa Valleyオークションが2月20日開催されました。昨年は不況の真っ只中,1/3ほどの減収(それでも過去4番目)の約150万ドルの売上でしたが,今回は200万ドル。2008年までの水準に復帰しました。

6月に開催されるAuction Napa Valleyとは対照的に,Premiere Napa Valleyは完全に業者を対象としたオークション。ワイナリはオークション用に特別なロットを作り,ショップやレストランなどが試飲した上で,プレミア付きのワインとして売るために購入します。ラベルも毎年オークションデザインの専用のものが用意されます。

今回の最高額ロットはShaferのカベルネで5ケース3万7000ドル。前回の最高8万ドル(5ケースのScarecrow)から大分下がりました。なお,この8万ドルで落札した中川ワイン販売は今回も13ロットを落札して総額2位でした。日本からはこのほかDean & Deluca Japan,Tokyo American Clubが落札しています。

Napa Valley Vintnersのサイトでは今回のロットそれぞれの落札者や,落札者ごとのこれまでの落札ロット履歴(中川Dean & Deluca JapanTokyo American Club)といった情報も見られます。

参加された日本人(ワイン通訳の方だそうです)のブログもあります(速報!! プリミアナパヴァレー バレルオークション参加速報 プリミア ナパヴァレー ひとりごと。。速報!! ★プリミアナパヴァレー バレルオークション結果★)。この方,CWGでワイン通訳になることを決意されたとのことで,もしかするとどこかでお会いしているかもしれませんね。