特にこれっていうほど急激な動きがあるわけではありませんが,1万円台で売る店が増えました。今日本で流通しているのは2006が中心で,ごく一部2005年も残っています。Wine-Searcherによる平均価格だと2005年が201ドル,2006年が181ドルですからようやく世界レベルの価格になったと言っていいのではないでしょうか。

2005年の方が高いのはおそらくWine Advocate誌のレイティングが高いから。2005年は95+,2006年は93点となっています。ただ,パーカーのコメントを読むと2006年は2005年よりも酸が少なめでより力強いワインになっているとか。かなり男性的なイメージのワインのようなので,そういったタイプが好きな人はレイティングと関係なく2006年を選んだ方がいいのではないかと思います。2005年がほしい人は残り少ないので急いだ方がよさそう。

今はMondavi一族とは無縁になってしまいましたが,元々はムートンとMondaviがフィフティ・フィフティで協力しあって作ったワイナリであり,ラベルにもそれが表現されているのは周知の通り。ホワイトデーなどにプレゼントするのもありでしょうね。