アトランタのBone'sというステーキハウスでワインリストにiPadを導入したところ,わずか2週間でセールスが11%上がったそうです(New York Timesの記事)。これを分析する記事がGizmodoのオーストラリアに出ていました(Why iPads Increase Wine Sales In Restaurants? | Gizmodo Australia)。

これらによると,iPadでワインセールスが向上したのは何も物珍しさではなく,食事に来た人によりよい情報が与えられたからだとのこと。ワインリストにRobert Parkerなどの評論家によるレビューを加えたことで,客は高いワインでも注文しやすくなったとのこと。

確かに,レストランのワインリストは大多数の客にとってはほとんどが知らないワインでしょう。そこで値段以外に選ぶ理由を付けるというのは大事なことだと思います。

でもiPadじゃなくても紙にレビューを印刷すればいいのでは,という話もないわけではありませんが,逆にレストランにとってはワインリストを日々維持更新するのはかなりの手間なこと。iPadだとそれが軽減できるので情報を加える余地もできるということのようです。