カリフォルニア州がRussian Riverの水を霜防止用に使うことの禁止を提案しており,これに対してWilliams Selyemが20億ドルの影響があるという研究を発表しています(Williams Selyem Releases Study on $2 Billion Impact of Proposed State Regulation to... -- HEALDSBURG, Calif., Oct. 26 /PRNewswire/ --)。

ワイナリにとって春の霜害は収穫に大きく影響するもの。それを防ぐために,霜が発生しそうな晩には畑に水を撒くことが一般的になっています。この水をRussian Riverから取ることを禁止しようというのが今回の規制案で,SonomaやMendocinoの畑が影響を受けます。

これによって直接影響をうけるのは収穫量ですが,ワイナリの収入が減ることによる雇用の減少や税金の減少,観光への影響など派生的な影響も数多くあります。それらを全部加えると20億ドルの影響があるとしています。