先日紹介したRavenswoodや,大塚製薬のRidgeあたりが米国のZinfandelの地位を向上させた功労者ですが,Robert Parkerが高く評価するZinfandelと言えばTurleyにMartinelliがあります。どちらもビッグでアルコール度が高いだれもがパーカー的と思うようなワイン。年中飲みたいと思うワインではありませんが,たまに飲む分には分かりやすいはっきりとしたおいしさで,これはこれでまたよいかなと思います。そういえば某氏は昔,Turleyは名古屋の「味噌煮込みうどんに合う」と言っていました。

MartinelliのGiuseppe & Luisaは高評価の割には国内の価格が安く,狙い目ではあるのですが,入荷量も少なく,いつでも入手できるワインではありません。Turleyもそうそうに売り切れることが多いですが,入荷量も結構あるようで,探せばそこそこ見つかります。ここはZinfandelだけでも30種以上作っているので,名前を覚えるのが困難ですが,比較的入手しやすく,味もそこそこなのがOld VinesやJuvenileという畑の名前が付いていないもの。大体5000円前後。

単一畑ではDogtownやDuarte,Rattlesnakeなどが比較的低価格。ただし評価もそこそこ。価格は1万円以下。

評価が高くて価格も高いのがHayne,Black Searsなど。1万5000円前後になります。

Turleyの世界を味わうには安い価格帯のものでいいと思いますが,Hayneも一度は飲んでみたいものです。

以下のリストではセダーマンは新しく使い始めた畑で,割とコスト・パフォーマンスは高そうです。Dusiの2006は米国で100ドル以上しますから,お買い得度は高いです。