Wine Spectator誌の年間トップ10が発表になっています。かつてはこれで上位に入るとショップから消えてしまうほどの影響力がありましたが,近年は何が上位だったのかさっぱり記憶に残らなくなってしまいました。それでも,この手のものの中ではやっぱり影響度の強い方なのでしょう。

以下がトップ10
1位:Saxum James Berry Vineyard Paso Robles 2007
2位:Two Hands Shiraz Barossa Valley Bella’s Garden 2008
3位:Peter Michael Chardonnay Sonoma County Ma Belle-Fille 2008
4位:Revana Cabernet Sauvignon St. Helena 2007
5位:Altamura Cabernet Sauvignon Napa Valley 2007
6位:Paul Hobbs Pinot Noir Russian River Valley 2008
7位:Schild Shiraz Barossa 2008
8位:Fontodi Colli della Toscana Centrale Flaccianello 2007
9位:CARM Douro Reserva 2007
10位:Clos des Papes Châteauneuf-du-Pape White 2009

1位はSaxumのJames Berry Vineyard Proprietary Red 2007。WS誌で98点,WAでは100点がついた高評価ワイン。WS誌のトップワインは入手しやすさも評価対象になるためあまり生産量が少ないものは選ばれない傾向があるのですが,これは1000ケースを切っています。

Saxumのワイン,一時期は5000円台から6000円台前半という安さで日本で売られていましたが,米国での人気が高いため,入荷量が減ってしまい,今ではほとんど見られなくなったのが残念です。僕も飲んだのは今回の2年前のヴィンテージのものだけですが,実においしいワインでした。2007年はさすがにありませんが,古いヴィンテージならまだいくつか見つかるようです。お金があったら買い占めたい。

3位はピーターマイケルのシャルドネ。マ・ベル・フィールの2008。これも別ヴィンテージなら日本でそれほど高くなく入手できます。

6位のポール・ホッブスも国内で6000円台で買えるワイン。このあたりの選択はWSらしいところです。

というわけで1位から6今でのうち5つがカリフォルニアというちょっとめずらしいでき。