SFクロニクル紙が注目のワインメーカーを発表しました(Winemakers to watch in 2011)。なかなかユニークな顔ぶれです。

Jared and Tracey Brandt, Donkey and Goat label
Donkey and Goatは日本にも一時入っていたような気がしますが気のせいかな? ここは夫婦で選ばれています。Sierra Foothillsでローヌ系品種を作っていますが,2001年からブルゴーニュでワイン作りを勉強したというから本当に新しいワイナリです。

Porter Creek's Alex Davis: Winemaker to watch
ソノマのPorter CreekでPinot Noirなどを作っているAlex Davisです。Pinot Noirでは新樽は1/3でそれも一回水に漬けてから使うなどデリケートなワイン作りをしているようです。

Native9 winemakers James Ontiveros, Paul Wilkins
Santa BarbaraでPinot Noirなどを作るNative9からもJames Ontiveros, Paul Wilkinsの二人が選ばれました。

Dan Petroski goes from publishing to winemaking
Larkmeadでカベルネを作る傍ら,自身のMassicanというワイナリでイタリアのFriuli流のワインを作っているというDan Petroski。ニューヨーク生まれで,出版に5年間携わった後,急に思い立ってワイン作りを始めたというからかなりの変わり者です。

Matt Taylor about to run biodynamic farm
最後はソノマのHealdsburgでFront Porchというビオディナミのワイナリを始めたばかりのMatt Taylor。まだ33歳ですが,昨年までは,あのAraujoでワインメーカーをしていたのですから実力はすごいのでしょう。あまりにもピノの話ばかりするので,Bart Araujoがあきれて,好きにしたらいいよ,ということでFront Porchを始めたそうです。今後が気になります。