米国のワイン研究をリードするカリフォルニア大学デイヴィス校(UC Davis)に新しいワイン醸造の施設が完成しました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Winemaking Facility Opens at UC Davis)。

建造に要した2000万ドルを超える全額を寄付によって作ったというこの施設ですが,なかでもKendall-Jacksonなどのワイナリを持つJess JacksonとBarbara R. Banke夫妻が300万ドルという多額の寄付をしたそうです。このほかJ. LoarのJerry Loarも100万ドルを寄付したとか。

この施設の一つの特徴は環境に優しい作りになっていることで,LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)で最上級のプラチナとして認められています。Jess Jacksonらの寄付もサステイナブルなワイン作りの研究施設に充てられたとのこと。

こういったすばらしい研究施設を作ることと,そこに寄付をする文化があるというのは米国の優れた面だと思います。