Decanter誌の記事によると米国の研究で,気候の変化とワインのアルコール度の変化を調べたところ,気温の上昇がアルコール度に寄与したレベルは小さいことが判明したそうです(元記事)。

この研究では1992年から2009年まで約13万本に上るワインを調べ,それと気候変動とを照らし合わせているとのこと。結果として気候から想定されるアルコール度の変化は年間0.05%にとどまるのに対し,アルコール度の上昇は実際には1年あたり1.12%に達していたそうです。

著者によると,まだ測定していない尺度もあるものの,アルコール度の上昇は主に人間によるものと考えている,とのことです。