昨年、Coppolaが悲願だったInglenookブランドの買い取りに成功したというニュースを書きましたが、復活したInglenookをラベルに記したワインがこの春45ヴィンテージぶりに登場します(Coppola releases first Inglenook since 1964)。

Inglenookはナパの名門として、禁酒法後の厳しい時代にも品質を最大限に優先したワイナリであり、この記事にも「1941年のInglenookカベルネはこれまで作られたカリフォルニアワインの中で最もすばらしいものの1つと考えられて」います。しかし、1964年にJohn Daniel Jr.がワイナリを売却して以降、安ワインのブランドに貶められてしまっていました。Coppolaが旧Inglenookのワイナリを買い取ってNiebaum-Coppola(後にRubicon Estate)を作った後も、そのブランドは使えなかったわけですが、ついにその復活が叶ったのです。

元記事にある新InglenookのラベルはInglenookの文字の下にシャトーの絵が入ったもの。これまでCask Cabernet Sauvignonと言っていたカベルネ・ソヴィニョンの2009年のものが最初のワインです。