ロバート・パーカーのサイトでパーカーが今月アントニオ・ガローニとナパを訪れて2002年のワインを試飲したビデオが公開されています。4回に分けて公開ということで、現在パート2まで計13本分が掲載されています。2002年は2000年代でも非常にいい年の1つであり、今回の結果は次のWine Advocate誌に載ると思いますが、かなりの高得点になりそうです。

第1回では最初のAraujoがむちゃくちゃおいしそう。点数は明らかにしていないものの「欠点がない、100点に近い」と言っています。

あと、興味深かったのはChateau Montelena。パーカーは「ワイン界のカル・リプケンだ」(カル・リプケンはメジャーリーグで2632試合連続出場の大記録を持っている人)と、コンスタントに素晴らしいワインを作っていることを褒めており、このワインもかなりおいしそうです。

実はこの年のMontelenaは曰くつきであり、Wine Spectatorでは72点という低い点が付いています。同誌のJames Laubeがブショネだと判断したためですが、当時からその判断には多くの人が疑問を呈したものでした。

おそらく、99%以上の人にとっては検知できないレベルの汚染を感じたのでしょう。しかし、パーカー、ガローニといったレベルの人が気がつかない程度ということは、やはりその判断は間違っていたのではないかと思いました。

パーカーのビデオ、会員でないと見られませんが、なかなか面白いです。

PS. Part1の3本目、Beckstoffer Vineyardのワインのワイナリがどこだかどうしても聴き取れません。分かった人教えてくださいませ