2月末にWine Advocate誌205号が発行されましたが、予定されていたソノマのレポートは結局掲載されず、同誌を辞したAntonio Galloniの記事としてはイタリアだけが載っていました。

今号から同誌の編集長になったLisa Perrotti-Brown MWは「1月にAntonioに記事をリクエストしたところ『まだ2012年の情報を入れているところで2月の号には間に合わないだろう』と言われた。再度リクエストはしたが、この記事がAntonioからもらえるかどうかは確約できない」と同誌の掲示板にコメントしています。

2月にAntonioが同誌を離れることが判明した際、パーカーは「ソノマは掲載される予定だが、Antonioからまだもらっていない」とコメントしており、Lisaのコメントとの齟齬が気になります。

AntonioのWine Advocate誌との契約がどういう形だったのか、Antonioがソノマで試飲する際に、Wine Advocate誌のライターとして試飲したのではないだろうか、などいろいろ疑問もあります。少なくともソノマでワインを試飲用に提供したワイナリは、これがWine Advocate誌の2月の号に掲載されるものと思っていたでしょう。

今後の同誌がどうなっていくのか。カリフォルニアはパーカーが全域をカバーするのか、それとも他のライターと分担するのか、など、今後の動向から目が離せません。