Wine Advocate誌をやめて自サイトに専念するアントニオ・ガッローニが3月末にナパを訪問。2012年ヴィンテージの第一印象を述べています(Napa Valley 2012 - A First Look - Antonio Galloni)。

昨年秋の収穫ですから、まだ当然ワインは最終ブレンドまでは行っておらず、ワイナリによって段階もやり方もバラバラな時期。テイスティングで得られるものもワイナリによって大きく違うようです。例えば、Bondでは畑ごとの特徴を感じとり、HarlanやOvidではブレンド前のコンポーネントを味わいとるとのこと。

また、Abreuでは収穫を18回に分けて行いましたが、ここでは収穫単位で醸造しているとのこと。同じブロックのカベルネ・ソヴィニョンを収穫時期ごとに違う樽から試飲することによって、新たな知見が得られるとしています。

2012年は、近年でも珍しいほど何も問題がなかったヴィンテージと言われています。フルボディでビッグなワインになっているかというと、現在のところそうでもないようです。きめ細かいタンニンと洗練された味わいを今のところ感じるとのこと。

次は4月末にナパを訪問するとのこと。