元Wine Advocate誌のアントニオ・ガッローニが運営するVinousが、Opus Oneの全ヴィンテージ垂直試飲の結果を公開しています(Opus One – Past, Present and Future: 1979-2012)。

Wine Advocate誌の評価と合わせてグラフにしてみました(Vinousでは2004と2005が93+となっていますがこれらは93、2011の89-92は89、2012の92-94は92としています)。

オーパス・ワン・レイティング

Wine Advocate誌のレビューはほとんどが、リリース時期に書かれたものであり、現在の試飲結果と比較する意味があるかどうかは難しいところですが、全般にWine Advocate誌の方が辛口の評価が多く感じます(特に1997年から2001年)。

なお、ガッローニ自身のWA在籍時にはオーパス・ワンのレビューは書いていません。

ワインメーカー別に見ると、1979年~1984年はTim MondaviとムートンからのLucien Sionneauがワインメーカー。1985年~2000年はTim MondaviとPatrick Léon。1991年~1997年はGenevieve Janssensも携わっています。

2001年からはMichael Silacciが携わるようになり、Tim Mondaviの影響力は次第に減っています。ムートンからはPhilippe Dhalluinが加わっています。

近年も当たり外れは多少ありますが、ようやく品質が安定してきた感じもあります。特に、この秋リリースの2010年は97点と、過去最高の評価ですから、期待したいところですね。