Carnerosのソノマ側にあるピノ・ノワールなどで高い評価のワイナリDonum Estateが畑の大幅な植え替えや拡張に動いています(Donum Estate Replants and Expands - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。

社長のAnne Moller-Racke(アン・モラー・ラッケ)は、2011年にワイナリをデンマークの投資家に売却しましたが、2012年にはRussian River Valleyに16エーカーの畑を購入するなど積極的に動いています。

今年7月にはワイナリに隣接した40エーカーの畑を閉じ、植え替えを始めます。クローンの最適化が主な目的で、「Donum Selection」と呼ばれているRoedererのクローンを大幅に増やします。このクローンは平らな土地や西向きの土地で特にいいブドウを算出するとAnne Moller-Rackeは言っています。

このほかにはPommardクローンが当初の予想よりも土地に合っている一方で、Dijonクローンの115はあまり合っていないことが判明したそうです。また、Donumクローンの次に使われるのはCaleraクローンだとのこと。

一般消費者としてはクローンの違いによる味の違いまでは、なかなかわかるものではありませんが、畑によって最適なクローンも変わってくるというのは勉強になりました。