カリフォルニア州知事のジェリー・ブラウンが2014年1月14日、州全域で水不足の非常事態宣言を発表しました(Capital Press | Governor declares drought emergency in California)。

水の節約に努めるとともに、消防士の採用を増やし、一般向けに節水キャンペーンを行うとのこと。また、農家には特例的に水が使えるような措置をするそうです。

既にMendocinoの一部では飲み水が枯渇しかかっており、Paso Roblesでは灌漑が必要な作物を新たに植えることを禁止しています。

関係者によると今回の水不足は40年に1回の規模とのこと。水不足の非常事態宣言が出るのは1987年から13回目と必ずしも珍しくありませんが、今回はシャレにならないと思っている人が多いようです。

カリフォルニアのブドウ畑では、灌漑なしというところもありますが、大部分は灌漑を使っています。灌漑しないで済ませるには収穫量を大幅に減らすといったことも必要になるかもしれません。

また、数年前に山火事の影響でMarcassinがシャルドネの生産をやめたように、秋に火事が起こると、ワインの味にも影響する恐れがあります。

いろいろな意味で、今年の大問題になってきそうです。