アイコニックワインの試飲会で美味しかったワイン(2025年秋)
布袋ワインズに続いてはアイコニックワイン・ジャパンの試飲会からです。このインポーターは特に2000円台から5000円くらいのレンジにいいワインをたくさん持っているので、覚えておくといいと思います。
カーボニストは新世代のスパークリング・ワイン専業ワイナリー。ペティアンのスパークリングや、シャルドネやピノ・ノワール以外の品種を使ったスパークリング・ワインなどを作っています。右のカーボネーション V2 ブリュット・ナチュール(4700円)は41% アルバリーニョ、 21%ピノ・ノワール、, 14%シャルドネ、 11% プリミティーボ、 7%カリニャン、 4.5%ピノ・グリージョ、 1.5% シュナン・ブランというユニークな構成。瓶内二次発酵なのですが、ディスゴージせず、二次発酵のまま出荷しています。澱が少なくなるよう、酵母の量を抑えているとのこと。アルバリーニョによるさわやかな酸味に加え、複雑味もあり美味しい。
左はクラブ エクストラ・ブリュット オレンジ 2023(6000円)。一次発酵でオレンジワインにした瓶内二次発酵ワイン。コクがあり美味しい。ラベルに描かれている通り、カニに合わせたいワイン。
数年前にピノ・ノワールが大人気でバズったアルタマリア。今回のピノも悪くなかったですが、この2015年というバックヴィンテージのシャルドネ(3400円)がよかったです。まだ果実味もありますが、テクスチャーのしなやかさが素晴らしい。コスパ抜群です。
ソロモン・ヒルズとビエン・ナシードはどちらもサンタ・バーバラのサンタマリア・ヴァレーにある銘醸畑でミラー家が管理しています。ビエン・ナシードはオー・ボン・クリマを初め、数多くのワイナリーが使っている畑。ソロモン・ヒルズはビエン・ナシードと比べると無名ですが、ビエン・ナシード以上に冷涼なところにある畑。今回はソロモン・ヒルズのシャルドネ2021(12300円)とビエン・ナシードのピノ・ノワール2021(16400円)が出ていました。シャルドネは酸と果実味が素晴らしく、ピノ・ノワールはアーシーでちょっとダークな果実味が魅力的です。
メルヴィルのエステートのシラー2019(8000円)とピノ・ノワール2020(8000円)。ピノ・ノワールはしっかり系の味わい。シラーはスパイシーで素晴らしい。
ストルプマンは先日記事を書いたサシ・ムーアマンがワインメーカーをしていたワイナリー。ラブユーバンチ2022(4900円)はサンジョヴェーゼをマセラシオン・カルボニックを使って発酵させた面白いワイン。軽くジューシーな味わい。パラマリア・シラー2023(5300円)はここの定番シラーでむちゃくちゃうまい。サンジョヴェーゼ2022(6500円)は果実感とコクがありラブユーバンチと対照的な味わい。
ユニオン・サクレはセントラル・コーストの様々な畑から、エレガントなスタイルのワインを造っているワイナリー。リースリングやゲヴェルツトラミネールなど、冷涼系の白ワインを特に得意としています。ラベルも軽快感がありおしゃれ。右のブラン・グリ2023(3300円)はピノ・ブランとピノ・グリを半々ずつ使ったオレンジワイン。酸がきれいでジューシー。中央は40デイズ・オレンジ2023(2800円)。40%ゲヴェルツトラミネール、30%ピノ・ブラン、20%ピノ・グリ、10%シルヴァーナという構成で名前の通り、スキンコンタクトを40日間とかなり長くしています(ブラン・グリは14日間)。スキンコンタクトが長い分、コクや複雑味が増していて非常に美味しい。左のドライ・リースリング2023(4100円)は果実味豊かで酸もきれい。
ユニオン・サクレからもう一つ、カベルネ・ソーヴィニヨン2024(2800円)。これはコスパがすごいです。2023年はちょっと味わいが軽くてピーマンの味わいもありますが、2024年はリッチでバランスもいい。個人的には2024年がお薦め。
フィールド・レコーディングスはセントラル・コーストで非常にコストパフォーマンスが高いワインを造っているワイナリーです。スキンズは米国で一番売れているオレンジワインとのこと。新ヴィンテージの2024(3800円)は、例年よりちょっと味わい軽めですが美味しい。もう一つの「どうもありがとう(ミスター・ラマート)2024」(3900円)はピノ・グリのオレンジワイン。ラマートとはイタリアで造られているオレンジワインで「銅(ラマート)」色になることから名付けられたそうです。バランスよく非常に飲みやすい。ちなみにワインの名前はスティックスの曲「ミスター・ロボット」に出てくる歌詞「ドモアリガト、ミスター・ロボット」をもじったものだと思うので、ワインの名前も「ドモアリガト」にした方がよかったのではないかとちょっと思いました。
右のワインはスーパーマリオをもじったと思われるスーパーナリオ。スーパーナリオ(ネッビオーロ)、スーパーナリオ#2(78%コルヴィナ、22%ロンディネッラ)、スーパーナリオ#3(マルヴァシア・ビアンカ)とあり、写真は#2(6400円)。予想以上にエレガントで美味しい。左のフラン2023(4000円)はカベルネ・フラン。カベルネ・フランの入門的にいいワイン。フラン=ピーマンではないのですよ。
イソップ童話に描かれる動物や昆虫などをリアルに描いたラベルが印象的なファブリスト。右のシャルドネ2023(3800円)は冷涼なSLOコーストのブドウを使い、酸がきれい。中央のテンプラニーリョ2023(3800円)はバランスよい味わい。左のパソ・ロブレス プリザーブ(3800円)はジンファンデル中心のブレンド。リッチで果実感もいいワイン。
新入荷のマクプライス・マイヤーズ(McPrice Myers)。2000円台から3000円台が中心で、どれもきれいで美味しいワイン。非常にコスパ高いです。どれもお薦めです。
5年ほど前まで、日本でも大人気だったフランシスカン。その後、ブランドの移行で輸入が途絶えていましたが、久々のお目見えです。以前はナパのワインでしたが、今回はすべて広域のカリフォルニアになっています。その代わり価格はいずれも2800円とリーズナブル。ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンがあり、個人的には今回は白の2種が好印象。
サンタ・ルシア・ハイランズでピュアなワインを造るモーガン。ソーヴィニョン・ブラン2018(3900円)は香り華やか。アンオークト・シャルドネ2023(5000円)はピュアでエレガント。
コブのワインは「エレガント系カリピノ/シャルの最先端 コブのワインを味わう」で詳しく紹介していますが、カリフォルニアのシャルドネやピノ・ノワールの中でもフィネスが感じられるワイン。
カモミはいまさら紹介不要な人気ワイナリーです。シャルドネ・ナパ・ヴァレー2023(3500円)はリッチでなめらかな味わい。赤はナパからカリフォルニアになり価格は2500円。バランスよくスパイス感もあります。
右のナパ1847カベルネ・ソーヴィニヨン2023(6700円)はクラシックで、凝縮感ある味わい。左のラザフォード・ロード・カベルネ・ソーヴィニヨン2023(7500円)はリッチでしなやか。
最後はナパの中堅ワイナリー「ホワイトホール・レーン」。右のシャルドネ2022はソノマのブドウを使っており、リッチな樽感とバランスがいいワイン。左のトレ・レオーニはカベルネ・ソーヴィニヨンなどのブレンド。このヴィンテージはマルベックとメルローをブレンドしています。酸がきれいで美味しい。
カーボニストは新世代のスパークリング・ワイン専業ワイナリー。ペティアンのスパークリングや、シャルドネやピノ・ノワール以外の品種を使ったスパークリング・ワインなどを作っています。右のカーボネーション V2 ブリュット・ナチュール(4700円)は41% アルバリーニョ、 21%ピノ・ノワール、, 14%シャルドネ、 11% プリミティーボ、 7%カリニャン、 4.5%ピノ・グリージョ、 1.5% シュナン・ブランというユニークな構成。瓶内二次発酵なのですが、ディスゴージせず、二次発酵のまま出荷しています。澱が少なくなるよう、酵母の量を抑えているとのこと。アルバリーニョによるさわやかな酸味に加え、複雑味もあり美味しい。
左はクラブ エクストラ・ブリュット オレンジ 2023(6000円)。一次発酵でオレンジワインにした瓶内二次発酵ワイン。コクがあり美味しい。ラベルに描かれている通り、カニに合わせたいワイン。
数年前にピノ・ノワールが大人気でバズったアルタマリア。今回のピノも悪くなかったですが、この2015年というバックヴィンテージのシャルドネ(3400円)がよかったです。まだ果実味もありますが、テクスチャーのしなやかさが素晴らしい。コスパ抜群です。
ソロモン・ヒルズとビエン・ナシードはどちらもサンタ・バーバラのサンタマリア・ヴァレーにある銘醸畑でミラー家が管理しています。ビエン・ナシードはオー・ボン・クリマを初め、数多くのワイナリーが使っている畑。ソロモン・ヒルズはビエン・ナシードと比べると無名ですが、ビエン・ナシード以上に冷涼なところにある畑。今回はソロモン・ヒルズのシャルドネ2021(12300円)とビエン・ナシードのピノ・ノワール2021(16400円)が出ていました。シャルドネは酸と果実味が素晴らしく、ピノ・ノワールはアーシーでちょっとダークな果実味が魅力的です。
メルヴィルのエステートのシラー2019(8000円)とピノ・ノワール2020(8000円)。ピノ・ノワールはしっかり系の味わい。シラーはスパイシーで素晴らしい。
ストルプマンは先日記事を書いたサシ・ムーアマンがワインメーカーをしていたワイナリー。ラブユーバンチ2022(4900円)はサンジョヴェーゼをマセラシオン・カルボニックを使って発酵させた面白いワイン。軽くジューシーな味わい。パラマリア・シラー2023(5300円)はここの定番シラーでむちゃくちゃうまい。サンジョヴェーゼ2022(6500円)は果実感とコクがありラブユーバンチと対照的な味わい。
ユニオン・サクレはセントラル・コーストの様々な畑から、エレガントなスタイルのワインを造っているワイナリー。リースリングやゲヴェルツトラミネールなど、冷涼系の白ワインを特に得意としています。ラベルも軽快感がありおしゃれ。右のブラン・グリ2023(3300円)はピノ・ブランとピノ・グリを半々ずつ使ったオレンジワイン。酸がきれいでジューシー。中央は40デイズ・オレンジ2023(2800円)。40%ゲヴェルツトラミネール、30%ピノ・ブラン、20%ピノ・グリ、10%シルヴァーナという構成で名前の通り、スキンコンタクトを40日間とかなり長くしています(ブラン・グリは14日間)。スキンコンタクトが長い分、コクや複雑味が増していて非常に美味しい。左のドライ・リースリング2023(4100円)は果実味豊かで酸もきれい。
ユニオン・サクレからもう一つ、カベルネ・ソーヴィニヨン2024(2800円)。これはコスパがすごいです。2023年はちょっと味わいが軽くてピーマンの味わいもありますが、2024年はリッチでバランスもいい。個人的には2024年がお薦め。
フィールド・レコーディングスはセントラル・コーストで非常にコストパフォーマンスが高いワインを造っているワイナリーです。スキンズは米国で一番売れているオレンジワインとのこと。新ヴィンテージの2024(3800円)は、例年よりちょっと味わい軽めですが美味しい。もう一つの「どうもありがとう(ミスター・ラマート)2024」(3900円)はピノ・グリのオレンジワイン。ラマートとはイタリアで造られているオレンジワインで「銅(ラマート)」色になることから名付けられたそうです。バランスよく非常に飲みやすい。ちなみにワインの名前はスティックスの曲「ミスター・ロボット」に出てくる歌詞「ドモアリガト、ミスター・ロボット」をもじったものだと思うので、ワインの名前も「ドモアリガト」にした方がよかったのではないかとちょっと思いました。
右のワインはスーパーマリオをもじったと思われるスーパーナリオ。スーパーナリオ(ネッビオーロ)、スーパーナリオ#2(78%コルヴィナ、22%ロンディネッラ)、スーパーナリオ#3(マルヴァシア・ビアンカ)とあり、写真は#2(6400円)。予想以上にエレガントで美味しい。左のフラン2023(4000円)はカベルネ・フラン。カベルネ・フランの入門的にいいワイン。フラン=ピーマンではないのですよ。
イソップ童話に描かれる動物や昆虫などをリアルに描いたラベルが印象的なファブリスト。右のシャルドネ2023(3800円)は冷涼なSLOコーストのブドウを使い、酸がきれい。中央のテンプラニーリョ2023(3800円)はバランスよい味わい。左のパソ・ロブレス プリザーブ(3800円)はジンファンデル中心のブレンド。リッチで果実感もいいワイン。
新入荷のマクプライス・マイヤーズ(McPrice Myers)。2000円台から3000円台が中心で、どれもきれいで美味しいワイン。非常にコスパ高いです。どれもお薦めです。
5年ほど前まで、日本でも大人気だったフランシスカン。その後、ブランドの移行で輸入が途絶えていましたが、久々のお目見えです。以前はナパのワインでしたが、今回はすべて広域のカリフォルニアになっています。その代わり価格はいずれも2800円とリーズナブル。ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンがあり、個人的には今回は白の2種が好印象。
サンタ・ルシア・ハイランズでピュアなワインを造るモーガン。ソーヴィニョン・ブラン2018(3900円)は香り華やか。アンオークト・シャルドネ2023(5000円)はピュアでエレガント。
コブのワインは「エレガント系カリピノ/シャルの最先端 コブのワインを味わう」で詳しく紹介していますが、カリフォルニアのシャルドネやピノ・ノワールの中でもフィネスが感じられるワイン。
カモミはいまさら紹介不要な人気ワイナリーです。シャルドネ・ナパ・ヴァレー2023(3500円)はリッチでなめらかな味わい。赤はナパからカリフォルニアになり価格は2500円。バランスよくスパイス感もあります。
右のナパ1847カベルネ・ソーヴィニヨン2023(6700円)はクラシックで、凝縮感ある味わい。左のラザフォード・ロード・カベルネ・ソーヴィニヨン2023(7500円)はリッチでしなやか。
最後はナパの中堅ワイナリー「ホワイトホール・レーン」。右のシャルドネ2022はソノマのブドウを使っており、リッチな樽感とバランスがいいワイン。左のトレ・レオーニはカベルネ・ソーヴィニヨンなどのブレンド。このヴィンテージはマルベックとメルローをブレンドしています。酸がきれいで美味しい。