一昨年、ヨミウリ・オンラインの記事で取り上げられ、話題になったカリン・セラーズ(カリフォルニアのR・アンポー ウマミを表現)。日本への輸入も始まりましたが、当初の国内入荷分が売り切れてからは再入荷もなく、しばらく日本では買えない状態が続いていました。

このほどインポーターが変わり、ヴィンテージも新しくなって再入荷が始まっています。

ここの特徴はなんといっても超長期熟成。今回の入荷で一番ヴィンテージが新しいものでセミヨンの2000年。ピノ・ノワールは1999年、シャルドネにいたっては1995年ですからほとんど20年近く経っています。これが2014年に出荷が始まった新リリースなのです。

ワイナリのページを見ると、昨年11月に1993年のシャルドネをリリースしていたり、最近のリリースの中に1988年のスパークリングがあったりと、タイム・スリップでもしたかのようなものばかり。

これで日本でも5000円以下なのですから、ワイナリの商売として成り立つのかどうか心配になってくるほどです。

ワインの中身もバッタモンでもなんでもなく、セミヨンはWine Advocate誌で93点、シャルドネは92点(ピノ・ノワールはまだ評価なし)、という高得点が付いています。
パーカー自身、ここのワインのファンであり、1981年のピノ・ノワールなどをまだセラーに残していると書いています。「尋常でない天才による信じられないようなワイン」というのは最上級の賛辞といっていいでしょう。

僕も前回買い損なったので今回は購入しました。


リンクが表示できないのですが、カリフォルニアワインあとりえにも入荷しています。価格はちょっと安め。