10月末に発表されたWine Advocate誌215号にはセントラル・コースト担当のJeb Dunnuckによる短い記事(ワインのレビューは185本でナパの記事の10分の1程度)も掲載されています。主には2012年のサンタ・ルシア・ハイランズを中心とするセントラル・コーストのピノ・ノワールとシャルドネを取り上げたものです。

最高点は96点でピゾーニのエステート・ピノ・ノワール2012のほかニーリーのシャルドネ・ホーリーズ・キュベとヴァーナーのシャルドネ・ビー・ブロックが取っています。

ニーリーとヴァーナーは同じワイナリーです。ややこしいですが、シャルドネではヴァーナーが単一畑でニーリーがそれらのブレンド、ピノ・ノワールではニーリーが単一畑でヴァーナーがブレンドになっています。ニーリーのシャルドネ・ホーリーズ・キュベはかつて98点も取ったことがあり、非常にレベルの高いシャルドネです(しかも日本での価格は6000円台です!)。

このほか、ピゾーニ関連のルシアとロアーも高得点のワインを輩出しています(ルシアはピゾーニ・エステートと同じくピゾーニの畑のオーナーであるピゾーニ家のワイナリー。ロアーはその盟友であるフランシオーニ家のワイナリー)。

日本で売っているものだとルシアのピノ・ノワール・ソベラネス、シャルドネ・ソベラネス、シャルドネ・サンタ・ルシア・ハイランズがそろって94点。



ロアーは入荷済みのものだとサンタ・ルシア・ハイランズのピノ・ノワールが91点。


このほかルシアの廉価版に相当するルリもピノ・ノワール、シャルドネともに90点と安定した点を取っています。