Wine Advocate誌の216号が発表されました。カリフォルニアではロバート・パーカーによるソノマのレポートとシェーファー・ヒルサイド・セレクトのバーティカル・テイスティングが掲載されています。

ソノマのレポートでは、2012年のワインを中心に2013年のワインの試飲結果なども掲載されています。最大の注目はピーター・マイケル。昨年ピノ・ノワールでのカリフォルニア初の100点に続き、今回はシャルドネでも2つのワインが100点を得ました(ピノ・ノワールも1本100点です)。

シャルドネの100点はカリフォルニアではマーカッサンに続く2ワイナリー目。実は、ブルゴーニュでも1986年のDRCモンラッシェが取っているだけなので、同誌全体で3ワイナリー目ということになります。

ちなみにカリフォルニアで99点以上を取っているのはほかにオーベール、ブリュワー・クリフトン、コングスガード、モルレ・ファミリーの4ワイナリーです。

100点を取ったのはシャルドネのポイント・ルージュ(Point Rouge、ポワン・ルージュ)、キュベ・インディジェーネ(Cuvée Indigène)。ピノ・ノワールのマ・ダンジューズ(Ma Danseuse)。ヴィンテージはいずれも2012年。マ・ダンジューズは2010年に続く快挙です。

ポイント・ルージュとキュベ・インディジェーネはいずれもバレル・セレクションによるトップ・キュベ。ポイント・ルージュは初代ワインメーカーだったヘレン・ターリーが樽に赤い印をつけていったことから名付けられたものだとか。キュベ・インディジェーネはオールド・ウェンテ・クローンに限定したバレル・セレクションだそうです。

マ・ダンジューズは、ソノマ・コーストにある自社畑の1つ。名前は「私のダンサー」という意味で、サー・ピーター・マイケルが17歳のときに、柔道のクラスからダンスのクラスに移り、未来の妻と出会ったことへの感謝を表しているそうです。