年明け早々、カリフォルニアワインを切り開いてきた各地のパイオニアがなくなった話が続いています。

ソノマではドライ・クリーク・ヴァレーのパイオニアであるジョン・ペドロンチェッリ(John Pedroncelli)が89歳で亡くなりました。ペドロンチェッリの父親がブドウ畑を購入してカリフォルニアに移住してきたのは1927年。まだ禁酒法の時代でした。当時ジョンは2歳。1949年にペドロンチェッリ・ブランドでジンファンデルを作り始めました。2014年のヴィンテージもワイン作りを手伝ったとのことです。

ナパではフォルカー・アイゼル(Volker Eisele、ヴォルカー・アイズル)が77歳で亡くなりました。ワインもさることながら、土地の保全に力を尽くしたことで知られています。また、ワイナリーのあるChiles ValleyのAVA確立にも携わりました。

また、サンタ・バーバラではゲイニー・ヴィンヤードのダニエル・ゲイニーが89歳で亡くなりました。ミネソタ生まれで、サンタ・イネズ・ヴァレーに土地を買ったのは1962年のこと。現在のゲイニー・ランチです。1984年にワイナリーを作っています。

皆様のご冥福をお祈りします。