故ロバート・モンダヴィの次男でナパのプリチャード・ヒルにコンティニューム(Continuum)を構えるのがティム・モンダヴィ。その息子のカルロ・モンダヴィ、ダンテ・モンダヴィが新しいワイナリーRaen(レイン)を2013年にオープンしました(A new generation of Mondavis branches out with Pinot Noir - San Francisco Chronicle)。

RaenはResearch in Agriculture and Enology Naturally(農業と醸造における自然の研究)の意味であると同時に雨のレインも意味しているそうです。雨が最終的にブドウを作るというロバート・モンダヴィの言葉を元にしているとか。世界最高レベルの洗練されたピノ・ノワールを作ることを目標にしています。

そのために選んだ土地はソノマ・コースト。フォート・ロス・シーヴュー、オキシデンタル、ソノマ・コースト、の3つのピノ・ノワールを作っています。全部で400ケース弱という生産量です。メーリングリスト登録者向けに販売しており、既に最新ヴィンテージは全商品売り切れています。

父親のティムとは仲違いしたわけではなく、コンティニュームは父に任せて新しいことをやりたいということのようです。実際ティムも年中Raenに来てアドバイスをしているようです(ダンテによると「僕らの趣味にはあまり合っていない」とのこと)。

生産量が少ないので日本への輸入は難しそうですが、飲んでみたいですね。