最大規模のエル・ニーニョと言われる今年、カリフォルニアにもようやく雨がやってきました。100年に1度と言われた旱魃もついに終わるのでしょうか(California drought: How will we know when it)。

結論から言うと、まだまだ解決にはほど遠いようです。「4年間の歴史的旱魃の解消には1週間の雨では足らない」と専門家は述べています。

そもそも、何を持って旱魃の解消といえるのかも明確ではありません。貯水池に水が貯まればいいのか、4年間に降らなかった分を取り返すだけの雨が降ればいいのか、それとも地下水の回復も必要なのか。

1つの意見としては、過去の旱魃の解消時を見ると、シエラネバダ山脈の冠雪が通常の150%に達し、雨量が通常の150%になっているといいます。これが目安になるかもしれません。

ともあれ、雨で貯水池の水が増えているとは言ってもまだ満水の3割近くにとどまっているところが多いようです。まだしばらくはかかるのでしょう。