桜の季節に似合うワインというと、やっぱりロゼでしょうね。近年は世界的にロゼの人気は上がっていて、品質も高くなってきているように思います。例えば、ブラッド・ピット夫妻が作っているということで注目を集めているミラヴァル(フランスです)も、Wine Advocate誌で90点が付くなど高い評価を得ています。



フリーマンのロゼは、セニエ法(赤ワインを作る過程で果汁の一部を抜き取り、それをロゼにする方法)を使って作られており、当初は自家消費用だったのが、美味しいから売ってほしいという声が多くなって販売を始めたというもの。個人的には今まで飲んだカリフォルニアのロゼの中では1、2位を争う美味しさ。品種はピノ・ノワールです。



もう1つこれといい勝負だと思うのがルーシーのロゼ。サンタ・ルシア・ハイランズの雄、ピゾーニ家によるロゼです。日本向けには「桜」のラベルで出荷されています。ロゼとしてはかなり色の濃いワイン。これもピノ・ノワールでセニエ法です。




シャトー・イガイタカハのロゼはグルナッシュ・ベース。意外といっては失礼ですが、ちょっとびっくりするくらい美味しいです。


最後はロゼ・スパークリング。ロゼのスパークリングを作っているところはいろいろありますが、ボトルの美しさも含めたら、これが一番だと思っています。個人的にはお祝い
であげるワインとしても、これをよく選びます。もちろん味もよし。