英国のDecanter誌に「飲む価値がある10のエキサイティングなカリフォルニアワイン」という記事が掲載されていました(10 exciting California wines to try - Decanter)。

スパークリングが1本、ソーヴィニヨン・ブランが1本、シャルドネが1本、ピノ・ノワールが3本、シラーが2本、カベルネ・ソーヴィニヨンが2本という構成。全体的に日本人の好みにも合いそうなラインナップになっています。

Roederer Estate Brut NV
Vineyard 29, Sauvignon Blanc 2012
Diatom, Miya Chardonnay 2011
Sanford, Sanford & Benedict Pinot Noir 2012
Failla, Hirsch Vineyard, Pinot Noir 2012
Roar Pinot Noir 2013
The Ojai Vineyard, Solomon Hills Vineyard Syrah 2013
Radio-Coteau, Las Colinas Syrah 2013
O’Shaughnessy, Cabernet Sauvignon 2012
Scarecrow, Cabernet Sauvignon 2012

なかでも注目は唯一シャルドネで選ばれた「美夜」(みや)。これはダイアトム時代の2011年のものですが、2012ヴィンテージからはシャトー・イガイタカハで出ています。「初めてこのワインを飲んで以来、カリフォルニアのシャルドネを見る目が完全に変わってしまった」とレビュアーは書いています。「精密でパワフルで、夕方の海で波が砕け散る寸前のところを閉じ込めたような」とも。

そういえば、私が先日試飲したときには「うちに秘めたパワーを感じます」と書いていますが、最後の詩的なコメントは私の印象と重なるような気がしました(シャトー・イガイタカハの一気試飲、「侍」「園」はさすがの美味しさ、「美夜」のパワーにビックリ)。確かにこれはそんじょそこらにあるワインではないので、実際に飲んでみてほしいワインです。