カリフォルニアでスパークリングワインを作る生産者が急増しています。これまではマムやシャンドンといった大規模な生産者が中心だった泡の世界がついに動き出したようです(California's New Wave of Sparkling Wine)。

例えばサンタ・バーバラでも新しく泡を始めたワイナリーは20を下らないとか。一つにはスパークリングワインがクリスマスなど、お祝い用のワインから、日常的に飲むワインへとなっていっていることが背景にあります。特にミレニアル世代や女性に顕著だといいます。

もう一つは小規模生産者をサポートする体制が整いつつあること。例えばスパークリングワインには専用のボトリング設備が必要ですが、ソノマのヒールズバーグにあるラック&リドルという会社が、サービスを提供しています。

作られているスパークリングワインも従来のシャンパーニュを模したものだけではなくなってきています。

例えば先日紹介した、シェバンのスパークリングワイン「シェ・バブルズ」はカリニャンから作っていましたし、サンタ・バーバラのパルミナはバルベーラから赤のスパークリングワインを、マルヴァシアから白のスパークリングワインを作っています。

この記事にはでてきていませんが、ベッドロックの記事で紹介した「アンダー・ザ・ワイヤー」も単一畑、単一ヴィンテージでスパークリングワインを作るプロジェクトです。

これから泡の世界、面白くなっていきそうです。