ジム・ビンズ(Jim Binns)という人をご存知でしょうか。名前を聞いたことがなくても、シネ・クア・ノン(Sine Qua Non)のマンフレッド・クランクル(Manfred Krankl)の右腕と呼ばれているほどの人と聞けば、ただものではないことがわかると思います。

そのジム・ビンズが現在自身のワイナリーとして取り組んでいるのがアンドレミリ(Andremily)。この名前は二人の子供AndreとEmilyをくっつけたものです。

Andremilyでは今のところシラー・ベースのワイン1つだけを作っています。シネ・クア・ノンも契約しているホワイト・ホークなどの畑のブドウを使っており、もう1つのシネ・クア・ノンと呼んでもいいかもしれません。

最初のワインである2012年の「No.1」はWine Advocate誌で97点、次の2013年の「No.2」は99点。2013年のシネ・クア・ノンのシラー「♂」、グルナッシュ「♀」がどちらも98点であり、それを上回る評価をいきなり得ています。ただし、価格も250~300ドルと既にシネ・クア・ノンに匹敵するレベルになっています。