発表されたばかりのWine Advocate誌227号には、ロバート・パーカーによる、北カリフォルニア・レポートのパート1が掲載されています。ここ5年くらいのヴィンテージの中でも品質的には一番高く評価する人が多い2013年のワインが中心であり、予想に違わず100点のワインも多数出ています。

その多くがナパのカベルネ系でしたが、中でひときわ目に付いたのがベッドロック。このブログでも再三取り上げていますが、レイヴンズウッドのジョエル・ピーターソンの息子、モーガン・ピーターソンのワイナリーです。
Bedrock

なんと100点2本に99点1本の快挙です。ジンファンデル系でなかったのは少し残念ですが、ソノマのシラーとしては初の100点です。Weillという畑の情報はあまり見つからなかったのですが、ソノマ・ヴァレーにあり、以前はレイミーなどにブドウを供給していたとのこと。

Exposition 1から3まであるのは、ワインの作り方に違いがあるため。Exposition 1は除梗なしの作り。Exposition 2は半分除梗し、ヴィオニエを8%ブレンド、Exposition 3は完全に除梗し、ヴィオニエは16%。今回の試飲をまるでコートロティのギガルでテイスティングしているかのようだったと評するパーカーは、最後のワインをとりわけ、ラ・ムーリンヌに似ているとしています。

日本にはこれまで入ってきていないワインですが、実は今回、少ない生産量(Exposition 3は125ケースとのこと)の中から少数ですが、日本にも回してくれるそうです。

本当に少しなので小売にまで回るのは難しそうな気がしますが、期待しましょう。

ところで、モーガンは現在35歳。30代で100点のワインを作ったワインメーカーがどれだけいるか調べたこともないし、調べるのも難しすぎますが、かなり若いのではないでしょうか。

ベッドロックのジンファンデル系フラッグシップはこちら。