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ワインの資格団体であるワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト(Wine & Spirit Education Trust:略称WSET)とジャンシス・ロビンソン・ドット・コムは、WSETの卒業生の中でも優れた人に与える賞を創設、このたび初回の候補が発表されました(Nominees Announced For New WSET Outstanding Alumni Award | Wine & Spirit Education Trust)。

WSETの最高資格であるDiplomaを取得した人が対象です。なお、ワイン業界最高の資格であるマスター・オブ・ワインも、Diplomaを取得が最初の条件であり、Diplomaはマスター・オブ・ワインに次ぐ資格と言えるでしょう。

初回の候補者は以下の通り
Maureen Downey:偽造ワインの専門家で、WineFraud.comを立ち上げた人。
Joe Fattorini:レストランにおけるワインの販売とマーケティングに関する本を初めて書いた人。
Isabelle Legeron MW:自然派ワインの推奨社でRAW Wineという英国のワイン・イベントを立ち上げた人。このイベントはベルリンとニューヨークでも開催されている。
Yang Lu:中国のソムリエの第一人者。
大橋健一MW:世界における日本酒(Sake)のプロモーションに貢献しており、マスター・オブ・サケの資格も持っている。

2015年に日本在住の日本人として初めてマスター・オブ・ワインになった大橋さんが5人の中の一人に選ばれています。これはとても名誉なことだと思います。

ここまで来たら、ぜひ卒業生賞に選ばれてほしいものです。

なお、賞はDiploma取得者の投票によって選ばれます。11月14日までが投票期間で、11月末に発表される予定です。