サンフランシスコ市内のワイナリーを紹介する記事がありました(7 Urban Wineries Along San Francisco's Wine Trail)。以前にも紹介したワイナリーが含まれていますが、情報のアップデートもあるので、あらためて紹介します。

日本のファンにもなじみ深いワイナリーとしてはエド・カーツマンのオーガスト・ウエスト(August West)と、A.P.ヴァン(A.P.Vin)があります。どちらも2000年代前半のピノ・ノワール・ブームのころにできたワイナリー。オーガスト・ウエストはサンタ・ルシア・ハイランズのロゼラズのワインなどで人気を博しましたが、現在はソノマの畑を中心にワインを作っています。知日家であり、日本にもファンが多いワイナリーです。ワイナリーでは予約で試飲が可能です。エド・カーツマン個人のプロジェクトであるサンドラーのワインも試飲できます。

A.P.ヴァンはローリング(Loring)のブライアン・ローリングを師としてワイン作りを学んだワイナリー。ワイナリーの名前はオーナーのAndrew P. Vingielloから取ったもの。ここも予約で試飲ができます。

現在はオーガスト・ウエストの倉庫を使ってBetwixt Winesというワイナリーもワインを作っているようです。ティム・テッリというイギリス人が上記の二人にワイン作りを学んで始めたワイナリー。シラーやグルナッシュ、ピノ・ノワールを作っています。ここも予約で試飲可能。

もっと行きやすいところとしてはBluxome Street Wineryがあります。カルトレインのサンフランシスコ駅のすぐ近くにワイナリーを構えています。午後1時~8時までオープン。月曜定休です。ブドウは主にロシアン・リバー・ヴァレーのものを使っており、シャルドネやピノ・ノワールなどを作っています。人気の観光地となっているようです。
Spencer on the Go Truck at Bluxome Street Winery

Dogpatch Wineworksは日曜日の午後だけ試飲オープンしています。普段はイベントスペースとして使っている場所だとのこと。料理持ち込み可だそうです。

Harrington Winesは、ナパやソノマといった有名産地以外からブドウを調達して作っています。作るワインもカリフォルニアでは普通作らないような品種や、古い品種など、かなり反骨心のあるワイナリーのようです。要予約。

Sutton Cellarsもドライ・ベルモットなどを作っているユニークなワイナリー。月曜定休です。

サンフランシスコに旅行に行ったけどナパやソノマに行く時間がないといった人も、サンフランシスコでワイナリー気分を味わえます。ぜひお試しください。