元Wine Advocate誌のアントニオ・ガッローニが主宰するヴィナス(Vinous)に、Wine Advocateのリード・レビュアであるニール・マーティンが移籍することが明らかになりました。

ニール・マーティンはWine Advocateではボルドーとブルゴーニュ、南アフリカ、ソーテルヌ、トカイを担当。同誌がワイン業界に影響力を一番持っているボルドーのプリムールなども担当しています。

Wine Advocateは、今年ローヌやカリフォルニアのセントラル・コーストなどを担当していたジェブ・ダナックが自身のメディアを立ち上げるために独立しており、2人の重要なテイスターを失ったことになります。

ジェブの担当分野や、これまでパーカーが担当していたナパ、ソノマは現在編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンが担当していますが、注目度の高いボルドー、ブルゴーニュの担当を失うのは大きな痛手です。代わるレビュアーがどうなるのか、今後の同誌の運営が問われることになります。

【追記】
Wine Advocate誌のフォーラムでは、現在の契約期間が終わったら、Wine Advocateをやめるという表明が次々に出ています。