ナパのワイナリーの業界団体ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)が地域の医療を提供する18の非営利団体に総額で620万ドル提供しました(ナパヴァレー・ヴィントナーズが、地域医療を展開する非営利団体に620万ドルを追加提供 | ナパヴァレー・ヴィントナーズ)。ナパ郡では毎年1万人以上がその恩恵を受けているとのことです。

例えば非営利の医療クリニックOLEヘルスは、住民の5人に一人がかかりつけ医として利用しているとのこと。ここはNVVの最大の出資先となっています。

また、10月の山火事の際には、以下のような活動がありました。

・初期対応部隊として避難所に派遣されたOLEヘルスの医師、看護師、医療助手、薬剤師が医療を提供したり、診療所や薬局までの送迎を行いました。
・コープ・ファミリーセンターのトラウマ専門スタッフが、不安定で先の見通しが立たない環境でも子供たちが安全な場所で安心して遊んだり本を読んだり笑って楽しく過ごせるように、ナパヴァレー・カレッジ避難所に子供のプレイエリアを設置しました。
・アルデア・チルドレン&ファミリーサービスの訓練を受けたスタッフが、避難所や地域の支援センターで数百時間にわたり被災者の心のケアを行いました。
・アップヴァレー・ファミリーセンターはバイリンガルの事例管理を行い、森林火災によって金銭問題を抱えた被災者への緊急融資を提供するとともに、被災した家族やお年寄りに対して地方・州・国から受けられる災害支援サービスを案内しました。

NVVは毎年6月に開催されるオークション・ナパ・ヴァレーの収益を地域医療などに提供しています。