ワイン・アドヴォケイトの7月末中間号が発表されました。カリフォルニアではソノマのレポート(パート3)のほか、リッジ モンテベッロの2015年のレビュー、マルティネッリ(Martinelli)のレビューが掲載されています。

マルティネッリでは2014年を中心に試飲結果が発表されていますが、注目は2007年のジンファンデル ジャッカス・ヒルにジンファンデルとしては初の99点がついたこと。

ジャッカス・ヒルは最大斜度65度というものすごい急斜面の畑でジャッカス(ロバ)でないと上り下りできないということでこの名が付いています。マルティネッリのワインの中でも入手が難しいワインで、私は以前ここのメーリング・リストに入っていたことがありますが、これだけは一度もアロケーションがありませんでした。もう一つ「ヒル」がつかないジャッカスもあって、そちらのほうが少し価格も安く本数も多くなります。ちなみにジャッカスの2007年も98点という高得点でした。

当然、日本にもジャッカス・ヒルはほとんど入ってきていません。マルティネッリのジンファンデルだとジャッカスや、もうちょっと入手が楽な「ジュゼッペ&ルイーザ」(WAでは最高96点)不定期に入るくらいですね。それもここ5年くらいは見ていないような気がします(このサイトでは2012年1月に紹介しているのが最後のようです)。

楽天で調べたら1本だけ2004年のものがヒットしました。日本で入手できるのは、これくらいしかないかもしれません。フルボディタイプのジンファンデルの代表格です。