看板に偽りあり? 「ブショネなしのコルク」でブショネで提訴
先日「ブショネを引き起こさないコルク!? 最大手が発売」という記事を公開しましたが、ここで紹介しているアモリム社のコルクでブショネが発生したと、提訴する騒ぎが起こっています(Courtwatch: Amuse Bouche Claims Amorim Sold the Winery Faulty Corks)。
訴えたのはナパのアミューズ・ブーシュ。ハイジ・ピーターソン・バレットがワインメーカーを務めるワイナリーで、メルロー系のブレンドが有名ですが、実はピノ・ノワールも作っていて、そちらはハイジの父のリチャード・ピーターソンが自身が持つサンタルシアハイランズの畑からのブドウを使っています。
2015年のピノ・ノワールのために、アモリムの「ブショネを引き起こさないコルク」を採用したところ、ブショネでユーザーからのクレームが頻発する騒ぎになりました。ETS研究所で調べてもらったところ、TCAが非常に多く含まれていることが判明したそうです。評論家のジェームズ・サックリングは、このピノ・ノワールに79点という低い評価を付けています(ちなみに2014年は92点、2016年は93点)。
アミューズ・ブーシュは2016年のピノ・ノワール用にもアモリムと契約を結んでいましたが、そちらからも高濃度のTCAが検出されたため、契約を破棄して別のコルクを使っています。このため、2016年の出荷は半年以上遅れることになりました。
なお、2015年のピノ・ノワールは6本パックで574個作成しましたが、449個を出荷したところで問題が発覚したため、残りの125パックは出荷されませんでした。
そこで、販売機会の損失や、低い評価のワインでワイナリー名に傷を付けたとして、提訴にいたったとのことです。
先日の記事では、これまで問題は出ていないとのことでしたが、全く話が違うことになります。アミューズ・ブーシュ側の言い分を聞く限り、その主張には一貫性が感じられますが、裁判所はどう判断するのでしょうか。アモリムにとっても大きな問題となる可能性があります。
訴えたのはナパのアミューズ・ブーシュ。ハイジ・ピーターソン・バレットがワインメーカーを務めるワイナリーで、メルロー系のブレンドが有名ですが、実はピノ・ノワールも作っていて、そちらはハイジの父のリチャード・ピーターソンが自身が持つサンタルシアハイランズの畑からのブドウを使っています。
2015年のピノ・ノワールのために、アモリムの「ブショネを引き起こさないコルク」を採用したところ、ブショネでユーザーからのクレームが頻発する騒ぎになりました。ETS研究所で調べてもらったところ、TCAが非常に多く含まれていることが判明したそうです。評論家のジェームズ・サックリングは、このピノ・ノワールに79点という低い評価を付けています(ちなみに2014年は92点、2016年は93点)。
アミューズ・ブーシュは2016年のピノ・ノワール用にもアモリムと契約を結んでいましたが、そちらからも高濃度のTCAが検出されたため、契約を破棄して別のコルクを使っています。このため、2016年の出荷は半年以上遅れることになりました。
なお、2015年のピノ・ノワールは6本パックで574個作成しましたが、449個を出荷したところで問題が発覚したため、残りの125パックは出荷されませんでした。
そこで、販売機会の損失や、低い評価のワインでワイナリー名に傷を付けたとして、提訴にいたったとのことです。
先日の記事では、これまで問題は出ていないとのことでしたが、全く話が違うことになります。アミューズ・ブーシュ側の言い分を聞く限り、その主張には一貫性が感じられますが、裁判所はどう判断するのでしょうか。アモリムにとっても大きな問題となる可能性があります。