ナパのカーネロスにあるハドソン(Hudson)が2018年9月1日にワイナリー(醸造設備)とテイスティングルームをオープンしました(Hudson Winery opens in Napa’s Carneros region | Wine | napavalleyregister.com)。銘醸畑として知られているハドソンですが自社のワインも2004年から造っているので「え、ワイナリーなかったの?」って感じですが、これで名実ともにエステートのワイナリーになりました(エステートと名乗るためには畑も醸造設備も自社で持つ必要があります)。

ハドソンはハイドと並んでカーネロスを代表する畑。キスラーやオーベール、コングスガード、フェイラといった超一流ワイナリーをはじめ、30ものワイナリーにブドウを卸しています。例えばコングスガードのシラーはハドソンのブドウ100%で作られていますが、ワイン・アドヴォケイトで100点を取ったこともあります。コングスガードのナパ・シャルドネもハイドとハドソンのブレンドです。ハドソン自身のワインも2013年のシャルドネが96+、2015年のシラーが95点など、高い評価を得ています。

新しいテイスティングルームでは予約のみでテイスティングができます。60ドルと125ドルのコースがあります。

ところで、オーナーのリー・ハドソンさんクリスティーナ・ハドソンさんのうち、奥さんのクリスティーナさんは日本語の勉強で慶応大学の大学院に留学していたことがあるそうです。新宿のパークハイアットのオープンにもかかわったとのこと。全然知りませんでした。ワイナリーを訪問された方は日本語で話かけてみてはいかがでしょうか。
ハドソン夫妻
Hudson Ranch