ナパのアリルというワイナリーが廃業のため、処分価格で日本に入って来ています。

アリルは2008年に設立された比較的新しいワイナリー。廃業の理由は定かではありませんが、オーナーのハーモン・ブラウンさんはスポッツウッドの社長を努めていた人ですし、ワインメーカーのアレン・ジョーダンはターリーでワインメーカーを務めていた、カリフォルニアでも有数の著名ワインメーカー。人材的には十分すぎるほどのメンバーです。

カベルネ・ソーヴィニヨンの畑も自社畑でプリチャード・ヒルにあるというこれ以上は望めないようなところです。

【追記】すみません。畑はプリチャードヒルではなく、カリストガのものだそうです。そちらの方が品質が良かったとのこと。

そのカベルネ・ソーヴィニヨンはワイナリー価格で125ドル(税別)のものが税込みでも7000円台前半という安さ。

ヴィンテージは最初2012年のものが入ってきて、その後2014年が入荷しているようです。ヴィンテージ的には2014の方が評価が高いです。2012年は悪くないヴィンテージなのですが、収量が少なかった2011年の翌年で、質より量を重視してしまったワイナリーが多かったと言われています。そのあたりの事情はワイナリーによっても違いますが参考まで。