娘の誕生祝いで、生まれ年のワインを開けました。1997年のゲイリー・ファレル ピノ・ノワール・ロキオリ・ヴィンヤードです。

ゲイリー・ファレルはソノマで最も尊敬されているワインメーカーと言われていた人。ゲイリー・ファレルを売却してからはアリシアンというワイナリーを作りましたが、現在はそちらも引退しています。

また、ロキオリはロシアン・リバー・ヴァレーを代表する銘醸畑ですが、ブドウの売り先はかなり限定しています。自社のロキオリ以外だと、ウィリアムズ・セリエム、ゲイリー・ファレル、アリシアンなどで、ゲイリー・ファレルがかかわったワイナリーが2つはいっているのもすごいことです。

さて、コルクこそだいぶ劣化していたもののワイン自体は健全でした。

20年以上たって、さすがに果実味はだいぶなくなっていますが、その代わりに獣っぽさがだいぶ出てきています。シルキーな舌触りでとてもなめらかなワイン。するする飲めてもったいないほど。久しぶりに「いいもん呑んだなあ:」と思いました。