大きな話題となっている「ガロ、コンステレーションからフランシスカン、レイヴェンズウッドなど30以上のブランドを取得」の件。売却額などの情報が出てきました(Constellation Sells Budget Wine Brands to Gallo | Wine-Searcher News & Features)。

売却額は17億ドルで、これによってガロはワイン市場の22%分を手に入れたことになるそうです。今年頭に発表されたデータによると、ガロが全米ナンバーワンワイナリーでコンステレーション・ブランズは3番めだったのですが、これでコンステレーション・ブランズは4位に落ちます。

売却したブランドの中にはかなりメジャーなものも含まれていますが、ワインの平均価格は11ドルとローエンドとまではいいませんが、低価格なものが中心。コンステレーション・ブランズは利益率の高いプレミアムなワインに注力します。

興味深いのは今回の売却はブランドと生産設備(計6ヶ所)で、畑が含まれていないこと。フランシスカンなどは、オークヴィルの一等地に畑を持っているのが「売り」なわけですが、今後はどうなるのでしょうか。

なお、コンステレーションに残るブランドとしてはプリズナーや、シュレーダー、ニュージーランドのキム・クロフォード、ロバート・モンダヴィ、マウント・ヴィーダーなどがあります。