かつてWine Library TVという動画シリーズで一世を風靡したゲイリー・ヴェイナチャック(Gary Vaynerchuk)が再びワインビジネスに参入すると発表しました(Gary Vaynerchuk launches disruptive new wine co)。

ゲイリー・ヴェイナチャックはニュージャージーにワイン・ライブラリーという大型ワインショップを持っており、そのワインの販促のために動画を始めたのですが、成功した後はソーシャルメディアのコンサルタントや作家などを中心にしたビジネスに転じていました。

今回はエンパシー(Empathy)というブランドでワインの直売に挑みます。ワイナリーと消費者を結びつけ中間マージンを減らすことによって、安く良質なワインを提供することを狙います。サブスクリプション・モデルを取ることで安定した注文を受けられるようにします。なお、今回の会社はワイン・ライブラリーとは無関係のようです。

レイク・カウンティのシャノン・ランチ、ロウダイのボーキッシュとメトラー・ファミリー、ソノマのマリエッタと提携しています。

まずは来年5月と6月にロゼと白のブレンドを発売します。価格は3本パックで送料入れて81ドル。このほか、6本や12本のパックもあります。

米国内のほか、カナダやシンガポール、オーストラリア、ニュージーランドにも出荷します。

個人的にはサブスクリプションモデルはワインでは難しい(消費者はいろいろなものを飲みたい)と思っているのですが、うまくいくのでしょうか。

そういえば、かつてはシンデレラ・ワインという、一日1アイテムだけを安値で売るというサイトを始めたこともありました(今でもあります)。この手のビジネスも一時もてはやされましたが定着しなかったですね。