レイヴェンズウッド(Ravenswood)の創設者であるジョエル・ピーターソン(Joel Peterson)が、同ワイナリーのライブラリー・ワインを放出することを発表しました。10月15日に販売を開始し、22日に終了するとのこと。

今年、レイヴェンズウッドのブランドがコンステレーション・ブランズからガロに売却されたのに伴い、レイヴェンズウッドはソノマのワイナリーやテイスティング・ルームをクローズし、ジョエル・ピーターソンもレイヴェンズウッドからは完全に離れた形になっています。現在はワンス・アンド・フューチャー(Once and Future)に専念しています。
Once and Future

レイヴェンズウッド時代のジョエル・ピーターソンは熟成したワインを楽しめるようにするため、毎年5~10ケースのワインを保存していました。その後、ワイナリーをコンステレーション・ブランズに売却したわけですが、数年前にコンステレーションの会計士が「余分な」ワインについてジョエル・ピーターソンに問い合わせてきました。不良在庫として処分したいというのがその目的でしたが、それがジョエル・ピーターソンが熟成用に置いていたワインのことでした。

ジョエル・ピーターソンはそれらを自身で買い取り状態を確かめ、リコルクし、そして今回販売にこぎつけたわけです。どんなワインが出てくるか楽しみです。記念の年のワインは買ってしまうかも。

ちなみに、レイヴェンズウッドのフラッグシップとして知られていたのがオールド・ヒル・ランチのジンファンデルですが、ワンス・アンド・フューチャーと、息子のモーガン・ピーターソンのベッドロックも2018年からオールド・ヒル・ランチのワインを作り始めています。