ヘレン・ターリーやハイジ・バレットなど著名なワインメーカーに女性は珍しくないし、日本人でもフリーマンのアキコさんや、シックス・クローヴズの平林園枝さんなど、カリフォルニアのワイン業界は女性に開かれているような気がします。

しかし、実際にはカリフォルニアにおいて女性ワインメーカーは10パーセント、女性のワイナリーオーナーは4パーセントに過ぎないのだそうです。米国の他の産業と比べて男女差が大きなこの状態を変えたいと、エイミー・ベス・クックという人がウーマン・オウンド・ワイナリーズ(WOW)という団体を2年前に立ち上げました(Women-owned wineries on the rise in Wine Country - SFChronicle.com)。

活動は大きく分けて2つ。女性ワインメーカーや女性オーナーのディレクトリーを作ることと、それらのワイナリーのワインの頒布会です。

今年の2月にはイベントを開催し、女性オーナーなどとのディナーとディスカッションを行いました。

2020年には正式な業界団体の立ち上げも目指すとのこと。地道な活動が続きます。