ソノマの著名ワインメーカーであるリチャード・アローウッドが、自身のワイナリーであるアマポラ・クリーク(Amapola Creek)を売却、引退することが判明しました(B. Wise Vineyards of Sonoma Valley buys Amapola Creek from legendary vintner)。

リチャード・アローウッドは73歳。今後はアイダホに引っ越し、釣りや狩猟を楽しみたいとのこと。
アローウッド
リチャード・アローウッドはソノマのサンタ・ローザの生まれ。コーベルのワインメーカーとしてワインを作り始め、その後はシャトー・セント・ジーンで当時は珍しかった単一畑のシャルドネなどを作りました。1985年に自身のアローウッド・ワイナリーをソノマ・ヴァレーに設立。カベルネ・ソーヴィニヨンなどが高く評価されました。

2000年にワイナリーをモンダヴィに売却。現在はジャクソン・ファミリー傘下になっています。2005年にムーン・マウンテンにアマポラを設立しました。

購入したのは同じムーン・マウンテンでBワイズ・ワイナリーを営むブライオン・ワイズ。家族経営のワイナリーでカベルネ・ソーヴィニヨンなどを作っています。リチャード・アローウッドと食事をしたのをきっかけに今回の購入にいたりました。

近年、ワイナリーをジャクソン・ファミリーなど大手に売却するケースが目立っていました。こういった家族経営のワイナリーに売るのは珍しいとおもいます。