2017年の大火事で焼失してしまったソノマのパラダイス・リッジ(Paradise Ridge)のサンタローザのロケーションが再オープンしました(Santa Rosa’s Paradise Ridge Winery reopens from ashes of the 2017 wildfires)。

火災後もケンウッドにあるテイスティング・ルームはオープンしていましたが、本拠地が復活したことで復興にもはずみがつきそうです。幸い、自社畑は火災の被害を逃れたため、この2年間は設備を借りてワインを作ってきました。それも、ここに戻るかとになります。
love sign
また、ここは有名な「LOVE」の字のサインがあり、これも焼失を免れました。これもあって年間70件もの結婚式の会場となっていましたが、それも再開するとのことです。

パラダイス・リッジの場所は、19世紀末から20世紀初頭にかけて「グレープ・キング」と呼ばれた長沢鼎(ながさわ・かなえ)のワイナリー「ファウンテングローブ」があったところ。唯一残っていた「ラウンドバーン」という建物は火事で焼け落ち、長沢の記念館も焼けてしまいました。記念館の焼け跡から見つかった長沢の刀は今回も展示されているそうです。

ソノマに行かれた際は、ぜひ立ち寄ってほしいワイナリーです。長沢の名前の付いたワインもあります。